【確定申告】還付金はいつ受け取れる?最短で受け取るには?振込時期の確認方法は? 2023年

確定申告書を提出したのに、払い過ぎた所得税の還付金がなかなか戻ってこない。

いつ振り込まれるの? と、還付金の入金をやきもきした思いで待ったことがある人もいるのではないでしょうか。

確定申告は、個人事業主だけがするものではありません。医療費控除や初年度の住宅ローン控除、ワンストップ特例制度利用対象外のふるさと納税など、年末調整では申告できない控除がある会社員も提出が必要です(必須ではありませんが、確定申告しないと、必要以上に多くの税金を支払うことになります)。

では、確定申告の還付金は、いつ、どのような形で手にすることができるのでしょうか?
また、確定申告後、最短で還付金で受け取るにはどうしたらいいでしょうか?

確定申告の提出の仕方で還付金が戻る時期は早められます。その方法・コツについて解説します。また、還付金を受け取ったら、使わずにおいて老いた理由も紹介します。

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確定申告の還付金、一般的にいつ戻る?

確定申告の還付金、一般的にいつ戻る?

払いすぎた租特税が戻ってくる確定申告の還付金。いつ、手元に戻ってくるのでしょうか。

通常、提出から1~1カ月半の時間が必要

確定申告の提出期間は、毎年2月16日から3月15日です(休日と重なる場合は翌営業日)。提出した確定申告書は、税務署にて、記載内容・関連書類などが適正か、確認・審査を受けることになります。

この期間は税務署業務が込み合うため、通常、還付金の手続きが完了するまでに、所得税の確定申告書提出後、おおよそ、1ヶ月から1ヶ月半程度の時間が必要です。

還付までにかかる時間を早めるには

では、この審査→還付までにかかる時間を短縮するには、どのようにしたらいいでしょうか。ポイントは以下の3点です。

確定申告還付金受け取りを最短にする方法:早く・正確にがポイント

年明けすぐに、所得税の還付申告を提出
電子申告(e-Tax)で提出
不備のない確定申告書や添付書類を提出

以下では、それぞれについて見てきます。

❶年明けすぐに、e-taxにて所得税の還付申告を提出

確定申告期間は2月16日から3月15日までですが、納め過ぎの所得税の還付を申告する「還付申告」の時期は少し早く始まり、その年の翌年1月1日から5年間提出することができます。

つまり、1月早々に提出が可能です。

もちろん、3月15日ギリギリに還付申告書を提出しても問題ありませんが、確定申告期限間近になると税務署には大量の申告書が提出されるため、税務署職員の申告書内容チェック作業が追いつかず、還付手続きが完了するまでに時間がかかります。

しかし、1月中に申告書を提出すれば、提出される申告書は少ないため、2~3週間で還付金を受け取ることも可能です。

❷電子申告(e-Tax)で提出

確定申告還付金受け取りを最短にする方法

電子申告 e-Taxで申告することで、還付スピードが早まります。紙申告の場合、1~2ヵ月かかるところ、3週間程度で手続きが完了します。

税務署に来署したり、郵送したりする必要もありません。また、還付申告から2週間程度すると、還付金処理状況の確認がWeb上からできるようになります。

参考:e-Tax:還付金処理状況確認方法

❸不備のない確定申告書や添付書類を提出

確定申告書や添付書類の不備があると、税務署からの確認、修正などが必要となるため、還付が遅れます。

確定申告書の税金計算間違いをなくす

還付書類の税金計算間違いがあると、税務署から指摘を受けることになります。正しい申告書を再提出(期限内であれば訂正申告書)し、再度、税務署に確認をしてもらう必要があります。

確定申告書は手書きでも作成が可能ですが、間違いの元となりますので、Webなどで電子的に作成を行いましょう。

不備のない確定申告書作成は専用確定申告ソフトで

個人事業主などで青色申告書などの作成は確定申告ソフトを利用しましょう。
私はマネーフォワードを使っていますが、通帳・クレジットカードなど電子決済データはすべて金融機関との連携で自動入力。手作業で入力するデータが少なければ、手間も入力ミスも省けます。
このソフトなしでの青色申告書作成・確定申告書作成は考えられません!利用料もリーズナブルで助かります。

添付書類

確定申告書に添付する書類には、任意の添付書類もありますが、法律で申告書と一緒に添付して提出する義務がある添付書類もあります。

例えば以下のような書類です。

控除内容提出必要添付資料
青色申告する場合・所得税青色申告決算書(貸借対照表/損益計算書)
・申告書B(第一表/第二表)
白色申告する場合・確定申告書B(第一表/第二表)
・収支内訳書
医療費控除を申請する場合・確定申告書AまたはB
・源泉徴収票
・医療費控除の明細書
住宅ローン控除を申請する場合・確定申告書AまたはB
・住宅借入金等特別控除額の計算明細書
・源泉徴収票
・住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
・売買契約書の写し
・土地と建物の登記事項証明書の原本 等
株式等の譲渡所得等について申告する場合・確定申告書B第一表
・確定申告書B第二表
・申告書第三表(分離課税用)
・株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書
・特定口座年間取引報告書
・上場株式等の配当に係る支払通知書 等
年の途中で退職した場合・確定申告書A第一表
・確定申告書A第二表
・源泉徴収票
・社会保険料控除の支払証明書 等

※提出の義務はなくとも、保管の義務が必要なものもあります。
※上記以外にも提出の必要があるものがあるので、ご注意ください。

「国税還付金振込通知」が届けば確定申告手続きは無事完了

「国税還付金振込通知」が届けば確定申告手続きは無事完了

確定申告の手続きが無事完了した場合、税務署より「国税還付金振込通知」と呼ばれる中綴じハガキが届きます。

この国税還付金振込通知には、確定申告で申告した口座への還付金の入金日と還付金額が記載されています。通知が届いた段階で、既に指定口座への振り込みが完了していることも多いです。

通知書が届かない場合の対応:e-Taxの場合

e-Taxで提出した場合は還付申告は3週間程度、それ以外の方法で確定申告を行って1ヵ月半程度かかりますが、これを大幅に超えて国税還付金振込通知が届かない場合は、確認をしてみたほうがいいです。

e-Taxで申告した場合は、e-Taxサイトトップページの「メッセージボックスの確認」から確認が可能です。
ログインが必要なので、マイナンバーカードのご準備を。

通知書が届かない場合の対応:e-Tax以外の場合

e-Tax以外の方法で申告した場合は、税務署に電話確認しましょう。また、e-Taxサイトから確認しても状況が不安な場合も、税務署に電話連絡をしてみましょう。

全国の税務署の問い合わせ電話番号は以下から調べられます。自動音声の後に担当者につないでもらえます。

参考HP国税庁「税についての相談窓口」

還付金がある場合も、税務署から連絡がないことはよくあるようです。このような場合、放置するとご自身が損することになりかねませんので、電話をしてみましょう。電話を掛ければ、税務署担当の方が丁寧に確認・対応してくださいます。

【重要】還付金は取っておけ!その理由

【重要】還付金は取っておけ!その理由

確定申告還付金を待ち望んでいる個人事業主、フリーランスの皆さんは多いと思いますが、還付金を使う前にちょっと待った!

なぜなら、6月になると、以下の支払いが続々と襲ってくるからです。

6月に襲ってくる税・社会保険料の支払い

・住民税   :6月スタートで年4回
・自動車税  :6月
・国民健康保険:6月スタートで年10回

多くの個人事業主・フリーランスの方にとって、税金・社会保険料の支払期日がないのは、4月・5月。束の間です。

還付金を、これら支払いに当てることにすれば、後で苦しまずに済みます。

私の税金・社会保険料の支払い戦略は、以下の記事にて紹介しています。ご参考になれば。

最後に

今回は、確定申告の還付金は、いつ、どのような形で手にすることができるか解説しました。

確定申告書提出後の還付を最短で受け取るポイントを一言にまとめると、、なる早&正確 であることです。

還付金があることが自明な方は、なるはやで、確定申告書作成を行いましょう。以下はおすすめの確定申告クラウドサービスです。

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