株式/FXでトレンドを転換させるほどのイベント(経済指標発表/要人発言)は滅多にない
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株やFXで市場を大きく動かす経済発表や要人発言。
一瞬にして株なら数百円、FXなら1円動くことも珍しくなく、トレンドが変わったのではないかと思わせ、反対ポジションを持っているとどうするか判断に悩みます。

しかし、実際は長期トレンドを大転換させるようなイベントは滅多になく、大体は、一定期間を経て元のトレンドに戻ります。

イベントによる値動きは一時的

経済指標の発表などで予想が大きく外れた場合、市場は動揺し、市場が乱高下します。
しかし、経験則ですが、長期時間軸で見れば、経済指標によりトレンドが大転換するのは極々まれな話。多くの場合は、早ければ1時間後、数日~数週間かかっても、結局、長期トレンド方向に戻っていきます。これは、株の場合も、FXの場合も同様です。

金利を大転換させる可能性があるのは「金利」

ただし、要人による「金利」に関する方向転換の示唆があった場合は別です。この場合は、市場の動揺と共にトレンドが転換する可能性が高いです。

以下は、藤巻健史氏のツイッターですが、「為替は米国でも動かせず、動かせるとしたら金利を動かしたときだけだ」と発言されています。

なぜ、金利は為替を動かすのか?

ではなぜ、そのようなことが起こるのか?

各国の中央銀行は、景気のバランスを取るために金利を調整しています。具体的には、

好景気なら…
 モノが売れます。
 企業は資金需要が増加、個人は消費拡大、金融機関は貸出が増加
 結果、お金の需要は高まり金利が増加します。
一方、
不景気なら…
 モノは売れません。
 企業は資金需要が現象、個人は消費抑制、金融機関は貸出が減少
 結果、お金の需要が低く金利が低下します。

つまり、中央銀行が金利上昇から金利低下に舵をきるということは、不景気でモノが売れなくなり始めたことを示す合図。それ以降、景気は悪くなる可能性が高いため、株価は上昇から下落に転じることになります。

米国の金利推移

これまで、世界経済を引っ張ってきたのは、米国。
今後の世界経済の動向にも最も大きな影響を与える国ですが、その政策金利はどのように推移してきたのでしょうか?

米国政策金利の推移

上記米政策金利を見ると、高値で横ばい状態。政策金利の据え置きが続いています。トランプ大統領の今後の政策でもう一回の利上げがあるのか、それともこのまま金利低下となるのかはわかりませんが、天井に近く、これまで続いてきている米ダウの下落にも必要そうであることは推測つきますよね。

私が、米国株は上がったら売り戦略を続けているのも、上記が理由です。

「介入」にも注意

また、あまりないですが、各国中央銀行が通貨高/通貨安を止めるために行う「介入」も注意が必要です。介入があると、為替は大きく値が飛びます。結果、株価も大きく動きます。

ただし、1回ぐらいでは市場転換することはないように思いますが、何回か介入が行われ、中央銀行の本気度が見えてくる、或いは売り方も売り疲れてくると、トレンドは大きく転換します。

トレンド転換の前には「予兆」がある

世界を震撼させたリーマンショックを発端とする世界同時株安の時もそうでしたが、トレンドが大きく転換する前には、ある程度の準備期間や予兆があるものです。

株式の場合は、高値圏で大きな上下動をするなどチャート的にも危ない予兆がありますし、政府要人が市場にジャブを打つかのように小出しに様子見をする傾向があります。

このような場合、最初からトップが発言をすることなく、トップの取り巻きの発言から始まり、市場の反応見ながら徐々に地位の高い要人が発言するというパターンがあります。

要人の様子見発言の例:GW前の消費税増税延期

安倍政権、増税延期どころか「消費税5%に下げる」案が浮上
GW前の4月23日、安倍側近が「景況感次第で延期もあり得る」と発言しました。これは明らかに市場の反応を見るために、要人の取り巻きが市場にジャブを打った例と思います。消費税増税も明らかに景気の悪化を招く施策です。それ故、消費税増税延期の話を持ち出しながら、与野党の反応、および、市場の反応を探っているのだと思います。

アノマリーにも注意しよう

長期トレンドを転換するほどのパワーはありませんが、数週間~1,2ヵ月の単位でトレンド転換の可能性を引き起こすものに、アノマリーと呼ばれるものがあります。

アノマリーとは、論理的には説明はつかないものの、繰り返される市場の癖のようなものです。

アノマリーについては、以下にまとめていますので、不適なタイミングでポジションを持つリスクを避ける(損失のリスクを減らす)ために、是非、ご確認ください。

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