投資の定石では「GW期間中はポジション持つな」。でも、みんなはどうする?既存のポジションは?アンケート結果
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投資の教科書では、「市場参加者が極端に少なくなり、マーケットが薄くなることがわかっているならば、不測のリスクを避けるのが賢明。ポジションはもつな(整理せよ)」と言われる。

特に今年は連続10連休。東京の株式市場は相場がお休みでも世界の株価は動く。また、FXは平常通り、仮想通貨は24時間、356日動き続ける。

では、一般投資家は連休期間、現在持っているポジションをどうしようと考えているのか?

外為どっとコム総合研究所が3月中旬に連休中の取引について質問したアンケート結果があるので、それを見てみましょう。

FXトレーダーアンケート:10連休はどうする?

外為どっとコムが、今年3月半ばに口座開設ユーザ875人から有効回答をもらったアンケート結果が公表されています。その中には、GW中の取引についての質問が実施されました。

その結果は以下のようになっています。

Q:2019年のゴールデン・ウイークは10連休となりますが、現時点での連休中のFX取引の意向について最もあてはまるものを以下の中から選んでください。

上記回答で57.9%で最も多かったのが「いつもどおりに取引」。多くの人は、いつも仕事でチャートを長時間見ることはできないし…と思っているかはわかりませんが、通常通り取引を行いたいと考えているようです。
リスク回避の観点から、最も望ましいとされる「10連休中に取引しない」と回答した個人投資家は全体の17.6%にとどまっています。

Q:10連休中の既存ポジションの扱いについてはいかがでしょうか。

こちらも、「ポジションを全て持ち越す」が43.5%で最多。ただ、ポジションを半分程度に減らす、すべてを決済して様子見と考えている人も結構多いですね。

2019年お正月のフラッシュ・クラッシュを忘れていませんか?

今年のお正月、FXユーザは、フラッシュ・クラッシュで大打撃を受けました。ポジションを減らす方が多いところを見ると、フラッシュ・クラッシュの再来を警戒している方も多そうです。

フラッシュ・クラッシュを忘れてしまった、知らない方のために、簡単に振り返っておくと….

1月3日 午前7時半ごろ、わずか数分間でドル円相場は1ドル=108円台から104円台まで、約4円も円高・ドル安へ。世界経済への先行き懸念がある中、3日発表の米国の経済指標が下振れが原因ですが、SNSは、正月早々の 悲報:FX口座がロスカットで強制退場の悲痛のメッセージで荒れました。

今年のGWは株式、ドル円とも安定しているのではないかと見る専門家も多いようですが、何があるかわからないのが相場。警戒やヘッジの準備をするに越したことはありません。

GW中、米国では重要指標のイベント続く

今年2019年は、同時期に米国では以下のような重要イベントがあり、価格が変動する可能性が十分にあり得ると思われるため警戒が必要です。

米国重要イベント

  • 4月30日~5月1日:米連邦公開市場委員会 FOMC
  • 5月1日:米サプライマネジメント協会 ISM製造業景況感指数
  • 5月3日:雇用統計
  • 米国主要株の決算

中でも注意が必要とされているのは、最もマーケットの商いが薄い時間帯。オセアニア地域しか市場が開かず商いが薄くなる4月29日と5月6日の早朝です。

GW期間中、取引するなら、万全の態勢で臨め

冒頭でお伝えした通り、長期の休み中は、市場参加者が極端に少なくなり、マーケットが薄く、値が飛びやすくなります。特に昨今は、商いが薄いところに、ショックが起きると、高速自動売買アルゴリズムが発動し、瞬時に手仕舞い・仕掛けが行われるので、通常では想定できない荒い値動きとなります。

また、銀行が休業や保守日でお休みとなるため、GW前に十分な資金を事前入金しておかないと、相場が自分のポジションと反対に動いた場合に対処の損切り以外の対処法がなくなります。

  • 十分な資金を口座に入れておく
  • 休み期間中、片手間でトレードしない
  • ポジションを減らす
  • ヘッジ手段をあらかじめ検討し、万一の時は、その方法で対処できるようにする

FXや仮想通貨は世界市場と同様の取引ができますた、日本株の場合は、今週中にポジションを減らすか、ヘッジ手段を講じておかないと対応が取れなくなります。

以下の記事で、株式のヘッジ手段に役立つ3つのヘッジ方法を紹介しているので、参考にしてください。