国民年金未納の特例「5年分の後納制度」は今月9/30で終了。支払期間10年未満の人は急げ

失業や生活困窮などが理由で発生する国民年金の未納

国民年金の保険料は毎月納めるのが基本。納め忘れた保険料があると、将来、受け取る年金が減額。支払期間が10年に満たない場合は年金そのものを受け取れません。

このような方を救済する特例措置として、過去5年間に国民年金保険料の未納期間がある場合、さかのぼって支払える「後納制度」がありますが、特例期間は今年9月30日まで。今月末には終了します。

国民年金未納の特例「5年分の後納制度」、時効になる前に対策せよ

5年前まで遡って保険料を納付できる「5年の後納制度」が始まったのは、平成27年10月。無年金や低年金の人を減らすための措置として始まりました。しかし、今年平成30年9月30日をもって特例措置は終了となります。

特例措置終了後は、後払いできる期間は2年間となってしまうので、年金を増やしたい、或いは、年金受給年齢に近づいているものの、まだ、支払期間が10年に達していない方は、支払月数を増やすために、2年以上5年前までの未納分を払うことをおススメします。

1ヵ月分の保険料後払いで、年金はいくら増えるか

年金機構によると、1カ月分の保険料(1万6000円前後)を後払いした場合、将来の年金額は年1600円程度増えるのだとか。
仮に65才から年金を受け取り始めるなら、75才まで生きればそれ以上は払った額以上の年金がもらえることになりますね。

国民年金の恩恵は老後だけじゃない

国民年金というと、老後にもらえる年金だけを想像しがちですが、そうではありません。
国民年金を払うことで、以下の3つの備えが一度にできるのです。

1.遺族基礎年金:万一、一家の大黒柱がなくなったとき、受け取れる
2.障害基礎年金:万一、病気やけがで障害が残ったとき、受け取れる
3.老齢基礎年金:基本、65才から死ぬまで受け取れる

1,2は、民間保険で対策されている方も多いと思いますが、実は国からももらえることを認識すれば、民間保険の保険料額の見直しにもつながります。

後納制度で未納年金を収めるには

後納保険料を納めるには、年金事務所に申し込みをする必要があります。
後納保険料の納付の「申込書」に必要事項を記入して、平成30年9月28日(金)までに、お近くの年金事務所に提出しましょう。

申込書は以下からダウンロードできます。
日本年金機構ホームページ
国民年金後納保険料納付申込書
国民年金後納保険料納付申込書の記入例と注意事項

書類に不備などがあり、期日までに受け付けてもらえないと非常にもったいないので、なるべく早くお近くの年金事務所への問い合わせをおすすめします。

老後の対策は若いうちから始めないと間に合わない

若いうちは年金なんてもらえるかわからないしとその大切さを実感できない方も多いと思いますが、実際、年金受給を始めた方と話をすると、額が少なくとも年金があるのはありがたいとおっしゃいます。

老後資金が一夜にして形成できることはありません。コツコツ積立など、若いうちからの対策が肝心です。
老後の自分の身を守るためにも、ご対策下さい。