本作は、東京の下町で「犯罪」によって生計をたてひっそりと暮らす貧しい家族を描いた映画。現代日本が抱える様々な問題が織り交じる本映画。隣りあるかもしれない日本の闇を目の当たりにし様々なことを考えさせられます。是非とも映画の感想を、人と語らってもらいたい映画です。

もともと本作は、2010年に起きた年金不正受給事件(父親の死後も死亡届を届け出ず、長期間不正年金を受給)に着想された作品ですが、我々が生きるリアルな世界では、映画以上に醜いく深刻な、年金・介護問題が。

「寝たきりの親」を飯のタネにする衝撃の記事「 “万引き家族”よりヤバい”年金タカり家族”」やNHK テレビ番組などを盛り込みながら、リアルな世界の現実をまとめます。

介護を理由に仕事を失う40,50代 “ミッシングワーカー”

一昔前までは、「老人介護は嫁の仕事」というのが一般認識。しかし、超高齢化で長引く介護、広がる格差、薄らぐ社会・人とのつながりなどを背景に、40,50代には介護などを理由に働きたくても働けないミッシングワーカーと言われる人たちが増えています。

NHKスペシャル「ミッシングワーカー 働くことをあきらめて…」でも取り上げられていましたが、仕事をやめてしまった彼らの生活を支えるのは「親の年金」です。

ミッシングワーカー103万人。彼らを放置することは決して日本のためにはなりません。中高年が一度、仕事の現場を離れると、仕事に復帰するのは簡単なことではありません。

年金制度を悪用すれば「家族がひと儲けできる」

親の年金をあてにせざるを得ない人がいるのは事実。しかし、その中には、どう考えても親のためではなく自分の私利私欲で動く介護者が存在します。

親が生きている限りもらえる年金をあてにして、寝たきり老人に際限なく延命治療をリクエストする家族が増えているといいます。苦しむ親を楽にしてあげようと延命治療を中断する家族とは対照的。

医師は家族が望むなら延命治療を拒否できません。むしろ、親を死なせたら「ぶっころす」ぐらいのことを言われかず、また、ちょっと問題があれば病院に対し訴訟・示談で金銭を要求するものさえいます。

これでは、医療費・年金、双方の面から国の支出は増えるばかり。本当に生活保護が必要な人に必要なお金が回らず、一方で、納税者はますます高額な納税に追い込まれるばかりです。

確かに子供が親の延命治療を要求することは犯罪ではありまえん。しかし、このような強欲を野放しにするしかないのか.,,,

非常に難しい問題です。

長くなる寿命。介護施設に増える「寝たきり大黒柱」

今後医療がさらに進化すれば、人の寿命はますます延びます。しかし、介護が必要になった親はたとえ愛があったとしても家族にとっては負担でしかありません。ますます、介護施設者には、「寝たきり(年金)大黒柱」が増えることになります。
特に今後少子高齢化社会、独身増加の現状では、二人の親の面倒が一人の子にかかってくることになります。これではミッシングワーカーが増えるばかり。

むやみに寿命を延ばすことが社会にとって幸せなのか?複雑な気持ちになります。

求められる!?ベーシックインカム

あちこちで見聞きするようになったテーマAI(人工知能)BI(ベーシックインカム=政府が国民の生活を最低限保守するため、年齢・性別に関係なく、一律で現金を給付する仕組み)。

これまでの社会は「働かざる者食うべからず」でしたが、今後は技術をてこに「働かなくても食ってよし」と言う理念が社会基盤をなす価値観思想がより求められていると思います。

以下の本、ベーシックインカムに関する良書。波頭 亮さんの本これからの変革の時代に備えるために、は必読の一冊!オススメです!

コメントを残す