人生の悩み事の多くは「お金」にまつわるもの。間接的には9割の悩みは「お金」ともいわれます。

chami@poststand自身も、日々、何らかの形でお金に拘束されて生きています。1万円札は原価約20円の紙切れであるとわかっていても、破ることができないのもその1例でしょう。

ではなぜ、1万円札を破ることができないのか?

私は、この本を読んだ2011年当初、1万円札が破れませんでした。
今、ふとこの本を思い出し、同じことにトライしてみたら抵抗なく破れました。昔よりお金に対する恐怖が和らいでいることを実感しました。

【書評】君は1万円札を破れるか?(苫米地 英人 著)(★5)

君は1万円札を破れるか?
苫米地英人(著)
紙の本の価格: ¥ 1,512
Kindle 価格: ¥ 972
KindleUnlimited価格:¥ 0

本書は、お金の本質と支配(洗脳)のカラクリに迫る書。本来お金とは、単な価値を交換するための道具。米国がドルを刷りまくっているように無限に作り出せるものであり、中央銀行が通貨発行権を握り、恣意的にマネーサプライの増減させることができる=簡単に価値を操作できるものです。

しかし、お金に対し、絶対的な価値があると認識している人が大半。著者は、このような状態を世界の支配者たちによって民衆に仕掛けられている経済的な「洗脳支配」、世界中の富を一手に収めるための好都合なカラクリに他ならないと説明しています。

確かに我々はお金というものを正しく理解しておらず、バブルとその崩壊も、一部の支配者によって引き起こされるべくして引き起こされるのだろうと思えることは、特に投資などを行っていると感じることが多々あります。

以下、本書で気になったポイントをまとめました。下記、お金に過剰に振り回されずに生きるためにも意識しておきたい。

本来のお金の機能

経済学の教科書には、お金の機能は、「交換媒体、価値尺度、価値保存」の3つと説明されています。しかし、実際は、お金を発行する権限を権力者が握った段階で、お金には「支配の道具」という機能が加わっています。これは「信用創造」という錬金術であり、これが現代の資本主義を牛耳っているのです。

なぜ1万円札を破ることができないのか?

古代からある金欲の正体は「飢餓への恐怖」です。しかし現在は、「飢餓への恐怖」と「快適さや満足を得たいという欲求」がごちゃ混ぜになり、「お金がないと不安」という心理がより強固なものになっています。
つまり、お金を絶対的な価値基準としてとらえる癖が染み付いてしまっているため、「お金の価値は変わらず、モノの価値の方が上下している」と錯覚してしまう。
筆者は、お金の洗脳を解く第一歩として、お金に絶対的な価値はないことを認識し、1万円を破ってみることは有効。

支配者は「安定」を望まない

経済が安定し、皆幸せに暮せること。普通の人は、このような環境が誰にとってもハッピーと考えます。しかし、経済的支配者にとっては、世界経済が安定的に成長することは望ましいことではありません。

理由は、バブル、大恐慌、戦争が起こらないと儲けるチャンスに恵まれないから。近年の世界恐慌も、その後の世界経済の覇者をめぐって、なかば意図的に引き起こされているのです。

人と煩悩。悲しい性(さが)

人はなかなか煩悩(欲)を捨てられません。しかし、煩悩が第三者によってコントロールされ、支配するための道具して使われているという事実、資本主義社会における成功ばかりを追い求めるとますますお金の奴隷と化すという事実に気づく必要があります。

お金から解放されたい、自由になりたい、と多くの人は思っています。

しかし、この言葉の背景には「束縛や制約」があり、「支配者と奴隷」、つまり「ルールを作る側と従う側」がいます。

日本語本来の自由とは釈迦の教えにある「自由」とは、「自らを由(よ)りどころとし、他のものを由(よ)りどころとするなかれ」ということ。

ちまり、思考や行動の判断基準を自らにおくということです。「お金から自由になる」には、「お金」というモノサシから自由になることが大事なのです。

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