10月25日にBitcoinから分裂により誕生するBitcoin Gold。
8月のBitcoin cashの分裂時のように、分裂時のBitcoin保有者にBitcoin Goldが付与されるかが注目されています。

これまで日本の取引所は沈黙を守ってきましたが、19日に日本の大手取引所CoincheckBitBank、20日にZaifがBitcoin goldの対応について発表しました。

3社の発表記事を読むと、Coinchekcは比較的前向きな表現なのに対し、bitbank、Zaifはかなり慎重な表現となっています。

coincheckの対応

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以下が、Coincheckのメール連絡の内容です。
状況によっては付与がない可能性があることを示唆しながらも、「Bitcoin Goldの付与」を発表しています。

ただし、付与されるBitcoin goldは分裂時保有のBitcoinと同数ではありません。保有するビットコインに付与係数を乗じた額が付与されます。

対応方針
このたびのBitcoin Goldに係る分岐に際し、CoincheckではBitcoin Goldの付与を行う予定です。しかしながら、以下のような事象が発生し、弊社にてお客様の資産の保護が困難と判断される場合やサービスの安定した提供が困難と判断される場合においては、Bitcoin Goldの付与を行わない可能性がございます。

・Replay attackに対する対策が不十分であると確認された場合
・マイナーが十分に集まらず、ブロックが安定的に生成されない場合
・何らかの脆弱性が発覚しそれに対する対策が行われない場合
・その他、弊社において付与等の取り扱いが不適切と判断される場合 等

Bitcoin Goldの付与日時について
弊社にてBitcoin Goldの安全性・安定性の確認後、付与を予定しておりますので、現時点で付与の日時は未定となります。ご了承くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。

Coincheckサービスの提供について
Bitcoin Goldの分岐に際し、Coincheckサービスにおける機能の停止は予定しておりません。
通常通りご利用いただけますため、何卒宜しくお願い申し上げます。

bitbankの対応

BitBankはCoincheckより慎重な表現でリリースを行っています。
私はbitcoin goldの対応は行うけど、最初は対応しないで様子見とするよと解釈しました。

対応について

  1. 当社は、BTGの発生時点におけるお客様資産のスナップショットを取得します
  2. スナップショットの取得は、当社における付与と売買の提供を前提としておりません
  3. 当社は、BTGに限定されず当社の裁量に基づき当該仮想通貨の取り扱い可否を決定するものとし、次に掲げる事項などに該当する場合、付与を行わないことがあります
    ・リプレイ攻撃保護が困難であり、お客様資産の保全ができない場合
    ・プロトコルに脆弱性があり、不正にトランザクションを送信できるなどのバックドアが含まれる場合
    ・反社会的勢力との関わりがあるか、反社会的行為に携わっている場合
    ・その他、当社の裁量により、取り扱いが困難であると判断した場合
  4. 当社は、上記についてすべて問題がないと判断した場合にのみ、市場環境を考慮の上、改めて当該仮想通貨の付与の検討を行います。尚、取り扱いを開始する際には、分岐時点に取得したスナップショットに基づき、当該仮想通貨の付与を併せて行います

Bitcoin Goldについて
Bitcoin Gold(BTG)は香港のマイニンググループによって主導される、ビットコインから分岐して発生することが予想されるハードフォーク・コインであり、491407Block(10月25日前後)が予定されています。

当社が当初の付与を行わない理由は以下の通りですが、将来的にソフトウェアが見直される可能性もございます。

プレマイン

  1. 10月19日時点において、BTG(github.com/BTCGPU)には8,000Blocksのプレマイン(非公開環境における採掘の独占)が含まれます。プレマインは公平な分配が行われず、マイナーが利益を独占することができるため、その是非は度々議論の的になっています。
  2. Equihash PoWのコードが完成していない
  3. BTGはCPU/GPUで採掘できることを標榜する仮想通貨ですが、10月19日時点においてEquihash PoWへの移行が完了しておりません。これからユニットテスト及びリグレッションテストを実施する予定ですが、予定日までの時間が残されていません。
    リプレイ攻撃保護がされていない
    9月29日に、Bitcoin Cashで用いられたSIGHASH_FORKIDによるリプレイ攻撃保護が提案されていますが、10月19日時点において導入の検討が行われていません。分岐を前提としたハードフォークを行う場合、リプレイ攻撃保護を明示的に行う必要があります。リプレイ攻撃保護が行われていない場合、分岐したコインを使用することにより、予期せずもう片方のコインも同時に送信してしまい資産を失う恐れがあります。
  4. リスケジュールの可能性
    BTGは当初、8月31日に16,000ブロック(200,000BTG)のプレマインを行い、これを10BTG=1BTCの価格で販売するICOを計画していましたが、計画の見直しを行っています。

Zaifの対応

ZaifBitBankと同様と同様、「現時点では付与しない」と発表しています。
簡単に言うと、最初は対応しないで様子。ただし、分裂時点の残高スナップショットは残して再検討するよ。そして、問題なければ付与するよという姿勢です。

BTGにおける対応について

下記の可能性があるため現時点ではBTGの付与・入出金・取引は行わないと判断いたしました。
・リプレイ攻撃に対する保護、対策が不十分である可能性がある
・マイナーが十分に集まらずにブロックが継続的かつ安定的に生成されない可能性がある
・何らかの脆弱性があり、お客様資産の保全が確実ではない可能性がある

また、弊社では付与の如何にかかわらず、分岐時点とされる491407block時点(2017年10月25日前後)でのお客様のビットコイン(BTC)残高のスナップショットを保持します。
Zaifが保管以外の目的でBTGを移動(※1)したり処分して他通貨に交換するようなことはありません。

※1:BTGのリプレイアタック対策が不十分なことに起因する、こちらで意図しない移動についてはこの限りではありません。

今後のBTGにおける対応について
弊社ではBTGに限らず仮想通貨の取り扱いにおいて、お客様資産の保全、市場環境、継続的運営、セキュリティ等の観点を考慮して取り扱い可否の判断をしております。
ただし、前述の懸念される可能性がすべて解消された場合において、他通貨と同様に弊社の判断でBTGの取り扱いの検討を行う予定です。
前述のスナップショットに基づきお客様へBTGの付与を行います。

今後ハードフォークが起きた場合の対応について

弊社ではお客様資産の保全、市場環境、継続的運営、セキュリティ等の問題を考慮し、通貨の取り扱い可否を判断しております。
今後も仮想通貨のハードフォークは、様々な通貨で発生することが予想されています。今後、ハードフォークによって新通貨が発生した際にも、弊社の判断基準に伴い取扱い可否を判断してまいります。

さて、どうすると賢い?

国内取引所においては、bitcoin Goldに対する対応について発表がない取引所が多数存在します。

タダでもらえるものはもらえる環境を整えておいた方がいい、と考えれば、現時点においては、他の取引所にて保有しているビットコインもリリース記事に消極的な表現が少ないCoincheckに送り保有してくのが賢いと思われます。

ただし、今後、他の取引所も追随する可能性もあり、しばらく様子を見てもよいかもしれません。
ちなみに私は現在保有のビットコインの多くはCoincheckで保有しています♪
Coincheck(コインチェック)ホームページ

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