週末、気の知れた友人と居酒屋チェーンの「魚民」で飲み会。
小さな個室で食事をしたのですが、その個室に貼られていたのが「正社員・アルバイト大・大・大募集の張り紙」正社員26万円~/月と書いてあります。

単純に大卒の初任給と考えるなら高めの給料ですよね。

この張り紙を見て思い出したのが、渡辺 輝人著の「ワタミの初任給はなぜ日銀より高いのか? ナベテル弁護士が教える残業代のカラクリ」です。

初任給 「居酒屋チェーン>日銀」のカラクリとは?

ワタミフード大卒初任給 24万2326円 
日本銀行 大卒総合職初任給  20万5410円 ※いずれも2014年11月20日時点

職業に貴賤なしと言われますが、一般的な感覚としては 日銀>ワタミ ですよね。では、何故?
それは給料に関するカラクリがあるからです。

職探しで「給料」を見るとき、まずは、ここを押さえよう

まず、最初に「給料・労働」を理解するために押さえなければならないのが以下の事柄です。
1.賃金月額
 (a)基礎賃金、(b)固定残業代
2.労働時間
 (c)年間所定労働日数、(d)1日の所定労働時間数、(e)年間所定労働時間数(=(c)×(d))
3.残業代
 (f)月平均所定労働時間数(=(e)÷12)、(g)基礎時給((a)÷(f))

一般的な大企業の場合、
・年間休日は、完全週休二日制、1/2、1/3、12/31、国民の祝日に関する法律に規定する休日
・1日の所定労働時間数 例)8:50~17:20
ですよね。では、居酒屋チェーンの場合はどうなっているのでしょうか?

居酒屋チェーンと日銀の大卒を比較してみよう

さて、以下が給料額面の内訳

もう少し詳しく示すと、上記外食チェーン店は
・基本給が19万円(うち、深夜手当3万円)
・超過勤務手当 52326円(対応する時間外労働時間45時間)
・年間休日107日、休日数はひと月9日で2月のみ8日

「1日8時間労働の上に2時間の法定時間外労働が課され、労働時間全体の内6時間程度は深夜早朝の時間帯であり、休日は完全週休2日が必ずしも保障されないという労働環境」だということです。
単に、額面だけみて「この企業、給料高い!」と思ってはいけないことよくわかりますよね。給料額面だけにつられて入社すると、こんな仕事続けられない・・・となってしまうのです。

気を付けるべきこと

当たり前のことですが、職探しでは、残業が少なく、それでも生活していける企業に就職することであり、また、多少の残業があっても残業代をしっかり払ってくれる企業に就職することが大切。
年俸制、変形労働時間制は鬼門、名ばかり管理職などがある会社は注意が必要です。

職探しをされている人、今の仕事は割に合わないので転職したいと考えてみる人は、本書をじっくり読んでみるものいいかもしれませんね。