いまだ最安値から反転しないトルコリラ円。

高金利通貨の代表格として、FX投資家ミセスワタナベの人気を集め、3月半ばまでは買い持ち比率が最高水準に達していましたが、3月末の26円台前半までの下げなど、リラ下落による含み損の拡大に耐えきれず、強制ロスカットに迫られるケースが増えてきているようです。

情勢が思わしくない中、ミセスワタナベによる買いポジションも減少し、ミセスワタナベによる買い支えによる相場反転というシナリオが描きにくくなってきました。

QuickMoneyWorldの記事を参考に、追加の調査を含めて現状をまとめました。

トルコを取り巻く環境は厳しい

現在、トルコリラ円は対ドル対ドルで1ドル=4.04リラ近辺、対円で26円前半と過去最安値圏。様々な環境がトルコリラ安に拍車をかけています。

膨らむ経常赤字
このトルコリラ安に拍車を掛けているのが、膨大な計上赤字。2017年の赤字額は対国内総生産(GDP)比で5.5%と、4年ぶりの水準まで膨らんでいます。2018年初からの米株安などで海外マネーの流入も滞り、経常赤字を埋めきれない状況です。

エイドリアン政権
経常赤字にも関わらず、19年11月に大統領選挙と議会選挙を控えるエルドアン政権は積極財政を実施し、黒字化には程遠い状況。さらには、トルコ中銀に利下げを要求しているようだとの声もある。そのため、欧米ヘッジファンドなどの投機筋はリラ売りの手を緩めていない模様。

3月をピークに減少するリラ円の買い持ち比率

上記の通り、トルコリラ情勢は厳しく、最安値である26円から一旦上昇し27円に向かうも、再び26円前半に下落。

以下は、東京金融取引所のFX取引「くりっく365」の売買動向グラフですが、2017年3月半ばに最高水準まで積みあがった買い持ちポジションが、3月後半には減少、FX大手の外為どっとコムは、3月22~23日にかけてリラが急落した場面で、損失覚悟のリラ売りが加速したと分析しています。

リラ円の買い持ち高はわずか一日で約15%減の3億3000万リラ減ったとのことで、これは87億円近い損失が確定したことになります。これだけの損失を出した後では、ミセスワタナベの買いも鈍って当然です。まずは、買い持ちポジションの推移を見守ることが大切ですね。

今後、トルコリラはどうなるか?

トルコリラ円は2014年末の50円から一本調子で下落し、現在、約半分の26円前半。トルコの経済情勢は思わしくなく、また、買い支え力がやや弱まったとすれば、今後さらに悪いニュース登場でもう一段のトルコリラ下落となってもおかしくはありません。

高値から半分の25円で止まるのか?それとも、26円水準で踏みとどまれるのか、いずれにしても、上昇トレンドに至るにはまだまだ時間がかかりそうです。

現時点なら証拠金は1万通貨当たり、11000円程度

今からトルコリラを買うなら、多少のドローダウンは覚悟したとしても、スワップ金利が十分それを補ってくれると考えられます。

高金利通貨投資は時間をかけて行うものですから、1日当たりのスワップ金利の高さが重要。
1日当たりのスワップが大きい以下の口座を使うのとそうでない場合とでは、金利のたまり方も大きく異なります。
各社のスワップ金利は変動しておりますが、2017年1年をみても安定的に高いスワップ金利だった企業として以下のFX業者が挙げられます。

GMOクリック証券【FXネオ】
FXプライム by GMO

どちらもトルコリラ円27円前後なら、1万通貨、11000円弱の証拠金で買いポジションが持てます。

或いは底値付近から始めるトラリピ戦略も有効かと。

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