長時間の会議終了後、宿題山盛りで頭がもうろうとしながら自席へ戻ろうと非常階段を下りていた時のこと。

アッ!と思ったらもう時遅し。スマホがバウンドしながら階下まで落下。
拾い上げるとそこにあったのは、液晶がバリバリに破損してしまったiPhoneでした。

マズイ!

スマホが壊れたショックもありましたが、それ以上に焦ったのが、仮想通貨口座に設定をしている2段階認証の設定。
スマホデータはicloudにバックアップがとってありましたが、Google Authenticatorのバックアップをしていなかったのです。。。

2段階認証中のスマホが壊れたり、紛失したり、機種変更するとどうなるか?

残念ながら、Google Authenticatorはスマホのデータバックアップで簡単に新しいスマホに簡単にデータ移行とはいきません。

2段階認証のコードがスマホで取得できなければ、当然のことながら仮想通貨口座にログインできません。取引はもちろんのこと、預け入れた資産も取り出すことが全くできなくなってしまいます。

いや~、これは困った、では済まされない現実に突き落とされることになります。
日本の仮想通貨取引の場合は、本人確認などの手続きをとることで数日で解除してくれるようですが、海外取引所の場合は、数か月かかることもあると聞きます。

だからこそ、Google Authenticatorのバックアップが必要なのです。私のようにいつかやろう、と甘えた考えでいるとこうなります。破損したスマホを目の前に、その大事さを認識した、おバカな私なのでした。

画面がズタズタでも、操作できたのは救い

ただ、私の場合は、液晶がズタズタでしたが、何とか操作ができる状態だったのが救いでした。操作さえできれば、壊れたスマホを利用して、取引所毎に2段階認証を解除することができるからです。

Google Authenticatorを起動すると、
・国内取引所
・海外取引所
・ICOダッシュボードログインサイト
など、結構な量の2段階認証の設定がされておりました。

正直、解除自体は難しくありません。ただ、ひたすら口座にログインして、設定画面、或いはセキュリティ設定画面を開いて、2段階認証をOFFの作業の繰り返し。新規スマホで設定するまで口座の
リスクは高まるものの、仕方ありません。

Google 2段階認証の解除を行って分かったこと

たくさんの仮想通貨取引所の口座の解除をやってみて、分かったのですが、一つ、2段階認証の設定を自分本位に解除できない口座がありました。

それは、QUOINEX

問い合わせフォームで連絡の上、以下の3つが書かれたメモ+本人確認書面+自分が写ったセルフィーを所定のフォームからアップロードして解除依頼しないといけないのです。
①2段階認証の解除
②氏名
③申請日

トホホ

裏返せば、QUOINEXはセキュリティに対するルールが厳しい=安全に気を使っている取引所とも言えます。
ログイン時なども、セキュリティが硬いなぁと感じる取引所です。

サイトでも「徹底したセキュリティ対策」を謳っています。

・お客様の仮想通貨を100%コールドウォレットで管理する日本で唯一の取引所
・マルチシグ対応 ※BTC, BCHへ対応済
・安全・安心な仮想通貨出金プロセス
 ※お客様の出金依頼から完了まで4段階のステップを設置。意図しない出金を未然に防止

coincheckのXEM流出問題もありましたし、Quoinexぐらい硬いほうが、万一の時のためにいいのかもしれません。

今回の機会を利用して、かねてより思っていたけど実施せずじまいだった、格安キャリアへの移行、格安キャリアと連動した固定電話料金の割引利用も同時に実施。
そして、やっと新スマホ入手で、再度、Google Authenticatorのインストールと、バックアップの設定です。

私のような悲惨な目にあってほしくないので、バックアップの仕方は別の機会にご紹介させて頂きますね。

QUOINEX 公式ページ