英国国民投票で離脱派勝利に始まるBrexit騒動からまもなく1年。
現在も英国は、メイ首相が4月に突然議会下院を解散して実施を決めた総選挙、ロンドンでのテロなど、世の中の注目を集めるイベントに事欠きません。

総選挙というイベントを前に、ポンドドルをチェックしてみます。

そもそも、なぜ今、英国総選挙?

メイ首相の狙いは、6月19日から始まるEU離脱交渉を優位に進めることを目指して盤石な政権基盤の構築することでした。

1.国民の信任を得て、EU離脱へ交渉力を強める
2.議会の基盤を強化し、離脱交渉を進めやすくする
3.景気が堅調なうちに国民の信を問うのが得策
4.選挙の洗礼を受けていないとの批判をかわす
5.EU離脱交渉の期限と総選挙の時期を離す

しかしマンチェスターに続き、ロンドン市内でテロ事件発生するなど治安悪化懸念、さらに、保守党のマニフェストに掲げられた社会保障制度改革が不評などとは対照的に、労働党の警官の採用拡大や学校授業料の無償化などのマニフェストが評価され、直近の世論調査では保守党と労働党との支持率の差が縮小しています。

結果、当初のメイ首相の狙いである、EU離脱交渉を有利に進める盤石な政権基盤の構築に黄色信号が灯りつつあります。

ポンドの動き:チャートでチェック

4月のメイ首相の議会開催をきっかけに1.3まで上昇したポンドドルですが、マンチェスターのテロ発生後、やや下向きで推移。週足チャートは、一目均衡表の雲に上昇を阻まれております。

日足チャート
週足チャート
月足チャート
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仮に、保守党が過半数割れとなった場合は、メイ首相が進めるブレグジット路線に対し、EU離脱を取り止めるべきとの主張、また一方で、より強固なハードブレグジットを支持する主張なども出てきて不安定感が増す可能性がありますので、ポンドを取引されている方は市場変動に注意が必要です。

なお、6月8日の英国議会選挙のスケジュールは日本時間で以下のようになっています。
6月9日
 6:00 投票締め切り
 7:00 最初の選挙区の開票結果公表
 10:00~12:00の間に結果が判明する見通し

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