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1月21日、アメリカの第45代大統領にドナルド・トランプ氏が就任。就任演説では「アメリカ第一主義」を掲げ、アメリカの国益を最優先にする姿勢を鮮明にしました。

「アメリカは再び勝利する。雇用を取り戻し、国境を回復し、富を取り戻す。そして夢を取り戻す」と訴え、雇用の回復や移民対策の強化そして経済の立て直しに取り組む考えを強調。TPP協定=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱も表明しており、日本は方針を再検討せざるを得ない状況です。

閣僚人事などを含め、保護主義、かつ、短期的な経済重視主義なことは鮮明。今後の世界のリーダーとしての手腕が注目されます。

米国内ではトランプ大統領就任で暴動なども起こっていますが、マーケットはどう動いたか、ドル円と米ダウ指数でチェックしてみます。

ドル円はトランプ大統領就任で大きな動きはなし

以下は、ドル円USD/JPUの日足(上左)・週足(上右)・月足(下)チャートです。
トランプ大統領就任数日前には、米大統領就任式に向けてドルの持ち高を減らす動きが活発化し、各チャートの重要価格帯(一目均衡表の雲上限、基準線、転換線)などまで下落しましたが、その後、通常の動き通り、抵抗ラインで反発しているという感じです。

トランプ氏の政治活動を見ながら、トランプ政権に失望しドル安となるか、それとも政策通り強いドル=円安に進むか、見極めることになりそうです。

 
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米ダウもトランプ大統領就任で大きな動きはないものの、高値膠着

続いて、米ダウ指数がどう動いたか見てみましょう。
以下のチャートは、クリック証券CFD「米ダウ」の日足(上左)・週足(上右)・月足(下)チャートです。

20000ドルを手前に完全に高値膠着。日足ボリンジャーバンドはバンド幅が狭まり、上/下どちらに放たれるか、動き出したときのパワーを蓄えている状況です。
既にトランプ政権への期待は織り込み済みで、その見極め期間に入っているため、具体的な政策とそのプライオリティ、そして、大統領就任後のトランプ氏の言動の変化(があるかないか)が明らかになるまで、米国株価はそう簡単に上昇しないと考えられます。

また、米金利上昇、雇用・建設需要などで株高期待はあるものの、企業にとっては、ドル高は企業収益にはマイナスの影響を与えるリスクも高まります。

 
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さらに、米国株価は、上記月足チャートにもみられる通り、2008年の「リーマンショック」以降、現在9年目に突入。株価は大きく上昇しました。大暴落があるかはわかりませんが、常に10~20%程度の調整を迎えてもなんら不思議ではありません。

20000ドルの壁が超えられないとなれば、売り向かう向きも出てくるでしょう。FRBの利上げのペースを見つつも、ポートフォリオの見直しを図りつつ、下落に備えた取引が必要と考えています。

最近は、こんな本も出始めています。近日、読んでみたいと思います。