「月5000円」から始められて、利回り20%を実現できる「確定拠出年金」。
2017年からは会社員、公務員、自営業、主婦とだれでも加入できるようになりました。最近は、銀行の入口の個人型の確定拠出年金=愛称 iDeCo(イデコ)ののぼりを見かけるなど、各金融機関が力を入れている様子が伺えます。

私はiDeCoが注目される前から、利用者にとって手数料が安く、商品ラインナップも充実していたこちらの個人型確定拠出年金積立プランで本制度を利用しており、そのメリットを受けてきたので、皆が知るところとなってうれしいです。

さて、本題。本書は、人気の家計再生コンサルタントの横山氏。

本書の中でiDeCoの最も大きな魅力は「毎月払う税金が安くなること」と定義づけ、本書のサブタイトル「利回り20%」の理由を以下のように解説しています。

仮に、
課税所得が270万円(年収400万円程度※平均サラリーマン年収)の会社員の場合、
iDeCoに月23,000円(年間27万6000円)を積み立てると…

その年の税金(所得税と翌年の住民税)が52,200円安くなり、
支払った金額の約1/5が還付金として返ってきます。

年間20%の利回り!

所得税は累進課税のため、課税所得が大きい人ほど、利回りは高くなります。つまり、20%以上の利回りで運用するのと同等の効果を生み出すことができます。

今すぐiDeCoを申し込むべきでない人

上述の通り、様々なメリットがあるiDeCoですが、横山氏は、iDeCoは非常に優れた制度ですが、「もう少しiDeCoの利用を控えた方がいい人がいる」と述べます。

それは、目の前の「生活防衛資金」や「近い将来に必要になりそうな資金」を手元に持っていない人です。
人によって家族構成、金銭感覚などによって、いくらあったら大丈夫か、という金額は人によって異なります。そこで、本書ではその答えが自分で導き出せるような説明がされています。

(番外)確定拠出年金/iDeCoに関する情報

確定拠出年金については、本ブログでも何度となく扱ってきましたので、有益な情報を以下にまとめました。是非、ご参考に!

●iDeCoの制度を知る
今、最強の節税・投資法「iDeCo(イデコ)」とは?
最強の節税・投資法「iDeCo(イデコ)」、お得額をモデルケースでシミュレーション
年末調整・確定申告で節税。確定拠出年金(iDeCo)の節税効果は偉大!

●オススメ金融機関
SBI証券の確定拠出年金(個人型)の運用商品が大幅拡充!超低コストの投信が追加
SBI証券 最強の投資法iDeCoにDC専用「ひふみ年金」等追加、乗換手数料無料キャンペーンも

●もっとiDeCoについて学ぶ
iDeCo(イデコ)・確定拠出年金・積立投資について学ぶためのおすすめ本 2016年