投資とは、トレーダーの90%が負ける過酷な世界。
そんな世界において勝者と敗者を分かつトレーディングの原則とは何なのか?

本書は、誰もが知りたい「勝者と敗者の差」を明確に指摘した一冊です。
トレーディングに大切な要素には、「資金管理」「売買ルール」「心理」がありますが、中でも「資金管理」と「売買ルール」が重要な理由を、徹底的に明らかにしています。

資金管理:破産リスク(破産確率)の検証

資金管理の章では、破産確率を下げるポイントを説明。7つの資金管理法を紹介し、それらにおけるリスク度合いを比較検証しています。
敗者が勝てないのは自分の手法を確認して検証することを知らないから、または怠惰で検証しようとしないことが問題だと指摘していますが、破産確率はおろか、簡単な検証すら行わずトレードする人が多いのが現実。破産確率を知り、資金管理を学ぶ重要性は本書を読むことで再認識できるでしょう。

売買ルール:支持線・抵抗線を利用したシンプルなトレード

多くのトレーダーがトレードの聖杯を求め、フィボナッチ、エリオット波動、テクニカル分析などを用いた複雑なトレードを行っています。しかし、テクニカル分析は価格から派生した指標であり、変数により売買ポイントが異なってしまうのが現実であり、これは大きな問題です。その変数でうまく機能することがあったとしても、それが永遠に続くことはないからです。

故、著者は、加工されていない生の価格と出来高により、小学生でもトレードできるぐらいシンプルな売買ルールを構築することが大切だと指摘します。

トレーダーの典型的な行動が壁を超え、覇者へと変わるとき

どんなベテラン投資家も最初は初心者です。しかし、その中から凄腕トレーダーが生まれます。では、敗者が陥る典型的な負けパターンとトレードで成功する人の成功パターンがはいかにして分かれていくのか?

敗者:
ニュースに振り回され、売買ルール/師/市場/時間枠/ブローカーを変え、結局うまくいかずに「結局心理面が弱かった」と心理の性にして市場を去る

勝者:
負け続ける中、破産確率や資金管理の手法を学び、単純な売買手法で検証を行いながら、控えめな期待値を設定し、規律と一貫性を保って利益を拡大していきます。

敗者と勝者の違いは、決して「心理」のみで実現できることではありません。勝ち続ける人には理論による裏付けがあるのです。それを知らずして、覇者になることはできません。

 市場がなんであれ、投資を行う人に非常に重要なことを教えてくれる教科書的な本です。
敗者から勝者になりたい全ての人におススメの書です。

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