先日、帰宅の電車に乗ったときのこと。運よく座れた隣り席はスマホをのぞき込む30代サラリーマン男性。見てしまいました、彼の資産総額が650万円であることを。

たまたま見えたのはスマホ画面に表示されたマネーフォワードの画面。私も使っているので、ちらっと見た画面でそれが何を示す数値なのか、分かってしまったのです…

マネーフォワードは、オリエンタルラジオがCM中の家計簿スマホアプリ。銀行・証券・FX・クレジットカード・ポイントカードの情報を自動で取得し、資産を管理することができる便利なアプリです。
おそらくその方は、その日の家計簿を入力しようとしていたのでしょう。私には見慣れた画面です。電車では多くの方がスマホをのぞき込み、周囲への関心が薄くなっています。私も彼と同じように無防備に金融資産額がわかるアプリを開いてしまっていることに、ドキッとしました。皆さんも気をつけましょう。

みんないくらぐらい貯蓄がある?~年代別平均貯蓄額

とは言っても、隣りの人の貯蓄額は気になるもの。みんな、いくらぐらい貯蓄があるのでしょうか?

そこで、平均値中央値を調べてみました。

年代単身世帯二人以上世帯
平均値中央値平均値中央値
20代379万円180万円315万円239万円
30代825万円500万円717万円405万円
40代1,646万円620万円974万円600万円
50代1,941万円965万円1,941万円1,100万円
60代2,494万円1,200万円2,462万円1,500万円
70代2,325万円1,300万円

「平均値」と「中央値」の結果にキャップがありますが、これには非常に重要な意味があります。
世界的に格差が進んでいますが、貯蓄がほとんどない人が多数いる一方で、ほんの一部の資産家が莫大な資産を持っているため平均値は値が大きくなります。結果、庶民の金銭感覚と異なる結果が出がちです。
一方、中央値とは、データを小さい順からに並べた時にちょうど真ん中にあたる値のことです。感覚的にはこちらの数値の方が、庶民の実態に近いです。

どう感じた?年代別平均貯蓄額

いかがですか?あなたは、平均、或いは中央値よりも貯蓄をお持ちでしょうか。
生活水準により、平均or中央値的な額の貯蓄を持っているからと言って、安心できるものではありません。若いうちから少しでも有利に貯蓄/投資を始めることが大事。

非課税投資を使って、上手に資産を貯めましょう。やるかやらないかが、老後に大きな金融差となって現れます。