金融リテラシーを高める教育が義務教育の中で全く実施されない国、日本。
また、20年以上にわたってデフレを経験してしまったためか、日本人は投資に対して臆病です。投資や資産形成が必要だとわかっていても、なかなか重い腰を上げられず、気が付けば定年なんていう人も多いのが現状だと思います。

さて、本書は、そんな臆病な人に、ふつ~の日本人に最も適した投資法を教えてくれる一冊です。具体的には、投資信託を活用して、長期でじっくり資産形成に取り組む「コツコツ投資」によるお金の増やし方を教えてくれます。

実際に投資を行っている実践者がどんな考えのもと、どのような投資を行っているかがわかりやすく解説されているので、普通の日本人でもリスクを減らしながら投資ができる!と勇気づけられるのではないでしょうか。

  1. 低コストのインデックスファンドを組み合わせて、世界に丸ごと分散投資する方法
  2. たった1本保有するだけで、簡単&手軽に国際分散投資ができるバランス型投信の活用法
  3. 「非課税投資」という武器を最大限に生かす確定拠出年金を使った投資法
  4. 自分が応援したい会社や事業を投資家という立場でサポートし、長期的なリターンを得る方法

投資をするために大事なこと

投資の世界では、短期的な価格変動を受け入れて、長期的なリターンを享受することが大事。ところが、短期的な価格変動や一時的イ大きく下げる局面で、精神的に耐えられず売ってしまい、損失を確定してしまう人が多いのが実態です。

そうならないようにするためには、「時間」を味方につけた「コツコツ投資」が大切。

1.先進国から新興国まで、世界中に幅広い投資を、
2.長い時間をかけてじっくり行う

コツコツ投資には、手数料の安い投資信託(インデックスファンドなど)が向いています。
これをベースの投資スタイルとした上で、以下を押さえましょう。

  1. 生活防衛資金を確保する
  2. 投資に振り向けるお金とそれ以外のお金に分ける
  3. 大まかな資産配分(アセット・アロケーション)を決める

 ※運用期間を長くとれる人は株式を中心に投信で長期運用する

本書には11人の投信投資方法が紹介されていますが、個人的に是非参考にしてほしいと思ったのは、以下の章です。

2章:低コストのインデックスファンドを組み合わせて、世界に丸ごと分散投資する投資法
4章:「非課税投資」という武器を最大限に生かす確定拠出年金を使った投資法

時間をかけず、かつ、コストや税金を抑えながら投資する手法が学べます。具体的にどのような銘柄に投資しているかも記載されているので、実践本としても参考になります。