「サイクルに沿って投資すれば、誰もが株でお金持ちになれる」と述べるのは、本書の著者、国際金融コンサルタント 菅下さん。過去の著作においても、株式投資においては、サイクル・波動に沿った投資が大事とし、「日柄」「値幅」を重視した投資予測を訴えています。当然ながら、本書でも、上記考えに基づいた2016年の相場相場見通しがまとめられています。

戦後の大相場は5回で、株価は5倍以上に

相場のサイクルには各種ありますが、、3年、7年、20年、60年といった周期が大事です。菅下氏はかねてより、1980年末から20年後の2009年は大きな節目の年になると予想していました。

戦後の日本株に注目すると、大相場は合計5回。内、4回は株価が5倍以上です(残り1回は2.39倍)。ここで特筆すべきは、5倍までに要した歳月です。短かったケースが3~4年、7年程度が主流でした。

これらのサイクルを鑑みると、リーマンショック後の相場は7年目を迎えており、6回目の大相場に発展するなら、2017年にアベノミクス相場の天井をつけると著者は予想します。

スガシタ予測:3つのシナリオ(値ごろと日柄)

値ごろ予測
菅下さんは本書で3つのシナリオについて説明しています。

sugashita_book_3pattern2016

  • Aシナリオ
    直近高値20952円と直近安値14529円の半値押し水準17742円を底に上昇
  • Bシナリオ
    アベノミクス相場第1波の最高値水準16000円台を底に上昇
  • Cシナリオ
    直近安値14529円を底に上昇

結果論ですが、2016年3月の段階で、菅下氏が最も有力としていたAシナリオは2016年早々大きく外れています。2016年2月につけた底値は14,865.77(2016年2月12日)なので、Cシナリオなら、もう少し下値があることになります。

日柄予測
相場には、相場の世界では、「価格」の波動のことを「値ごろ」、「時間」の波動のことを「日柄」と呼び、「値ごろよりも日柄」と価格軸以上に時間軸を重要視すべきだと古来、言われています。

経験則的には、高値を付けてから約2~3ヶ月後に調整局面が終わるパターンが多いので、チャート的に底を付けてから2~3ヶ月後の相場の動きに注意をしましょう。

4つの「国際信用不安」がもぐら叩きのように出現する

現在の市場には大きく4つのリスクが存在します。

・ギリシャから飛び火する「ユーロ信用不安」
・上海市場暴落が象徴する「中国発信用不安」
・原油暴落が引き金となる「資源国信用不安」
・米国利上げが引き起こす「世界的信用収縮不安」

今後は、上記4つのリスクがもぐら叩きのように出現することを意識する必要があります。

グローバルマネーがはいってくるのはどこか?

グローバルな大きなお金が入ってくる場所は、以下の円グラフにまとめられます。
sugashita_book_global

このうち、今後、グローバルマネーが入ってくる可能性があるのは、「米国」「日本」「ASEAN」。特に、米国が利上げした後のグローバルマネーの動きは、「日本買い、ASEAN買い」が鮮明になると菅下さんは予測します。

2016年の勝負株は4つの「イ」

それは、「日本買い、ASEAN買い」が鮮明になる」として、より、資金が入ってくるテーマはなんでしょうか?それは、「イ」で始まる以下の4つのテーマです。

・インフレ期待関連  アベノミクス相場の王道
・インバウンド関連
・イノベーション関連
・インターネット関連

本書内には、上記4テーマにおける、具体的な40銘柄について解説されています。銘柄情報は、是非、本書にてご確認を。